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野球部の思い出〜仮入部編〜

中学校。

みんなどんな思い出があるだろう。勉強、部活、友達、恋愛…色んな体験をした方が多いと思う。

僕にとってその中でも1番思い出に残っていること。それは部活動だ。ちなみに2位は女の子のおっぱい揉んだことです。

話がそれた。最初に言っておくと、僕は野球部に所属していた。

うちの中学の部活の中で、野球部は辛い部活トップ3には入っていたと思う。

小学校の頃からソフトボールクラブに入っていたため、そのまま野球部に上がるのは自然だ。しかしそんな野球部の辛さは噂で聞いていたので、バスケ部とテニス部も視野に入れていた。

そして仮入部が始まった。最低3つは行かないといけないので、野球部・テニス部・バスケ部の3つに仮入部することにした。

そんな仮入部初日。天気は雨だった。屋外競技である野球部は、校舎内での練習をしていた。

テニス部は雨が降ると即帰宅なので、初日の仮入部はやってないみたいだ。

なら自然と残るのはバスケ。僕は体育館の入り口で中の様子を伺っていた。仮入部希望者の数も多く、人気なようだ。

ちなみに僕はバスケ初心者だ。ついていけるのか心配になりながら練習を見学していた。

そんなとき、いきなり後ろから肩を掴まれた。

振り向くと、汗だくになったソフトボール時代の先輩が立っていた。

その先輩は野球部に所属している。この汗は中練でのものだろう。

 

「お久しぶりです。」

「おう、仮入部こいよ。」

「雨降ってるじゃないですか。」

「中練やってるから。行くぞ!」

 

問答無用で連れて行かれた。さっきから階段走りまくってるの見えてたから絶対やりたくなかった。行きたくなかった。

そして野球部の元へ。言われた言葉は単純。

「この階段、1階から4階まで走れ。一段抜かしは禁止な。じゃあ20往復!」

なんだこれ。仮入部って新入生に楽しいことさせて入部させようってやつじゃねぇのかよ。

でもそんなことは言えない。たった1つ年上の先輩の言うことでさえ絶対服従なのが中学の世界。

僕は階段を駆け上がった。一緒に連行されたソフトボールチーム出身のやつらと文句を言いながら階段を走りまくった。

私語禁止と怒られた。すみません。

そして黙々と走る。雨で蒸すし暑いし、汗が吹き出る。一段抜かし禁止なので非常に足に負担がかかる。

なんとか階段を走り終え、休憩していると次は筋トレがあるという。

死にそうな思いで筋トレを終えた僕はこんなことを考えていた。

うーん…無いかなぁ、野球部。だって初日からこんな辛いんだよ?これを毎日ってさぁ…

テニス部なら雨降ったら休みだし、メチャクチャ緩い部活だよ。なんでわざわざ野球部入らなきゃあかんねん。

と、こんな感じだ。

そんなとき、僕を仮入部に連行した先輩が新入生に向けてこう言った。

「野球部に絶対入るってもう決めてる人〜」

半々ぐらいだった。ソフトボール出身のやつらは基本的に手を挙げている。

みんなよーやるわ。生粋のドMなのかな?

そんな風に考えていた僕は、しっかりとその右手を上げていた。

「お、お前も入るのか!」

と喜んでくれている。

なぜ手を上げたかわからない。その場の空気に流されたのかもしれない。

今ならまだ楽なテニス部に逃げられると心の中で思いながら、僕は答えた。

「はい、よろしくお願いします。」

 

こうして僕は野球部に入ることになった。これからいろんなことが起こる、その第一歩。

これからどんなことが待っているのか、楽しみだなぁ。

 

続く

 

 

 

 

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